伝承がほとんど当てはまらない妖怪少女。

2/22
前へ
/585ページ
次へ
――……高校生活二度目の4月、初日の通学路。 女子生徒A:「おはよーっ‼」 女子生徒B:「……五月の蝿が来た……」 女子生徒A:「5月?まだ、4月‼春ですよー。」 女子生徒B:「……春なのは、みかんの頭の中……」 女子生徒A:「ん?何か言った?」 女子生徒B:「……別に……」 ……と言う事で、女子生徒A表記の私、名前は真赤 みかん(マアカ ミカン)と言います‼ 「真紅」じゃなくて「真赤」です……このネタ、分かる人居るかな……。 ……でも、そんな真紅さんと共通点があるんですよ。 うん、何を隠そう吸血鬼。 小学校入る前ぐらいのある日、突然……ちょっぴり人間か怪しい事になりました。 でも、それ以外は“普通”の……ギリギリ二年生に進級出来た女の子です。 みかん:「晴れて良かったね~っ。」 だって、吸血鬼だけど……現在進行形で歩いて通学中です。 ちなみに晴天。 女子生徒B:「……」 みかん:「……何?その残念そうな顔。」 女子生徒B:「……失礼……」 みかん:「何が?」 女子生徒B:「……伝承やアニメなどに登場する吸血鬼の皆さんに……」 みかん:「なっ⁉」
/585ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加