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しかしそんな中信夫だけが激しく気落ちしていた。
いやいやいや!!
何故お前がここにいる!!
ってかえっ!?
転校生!?
どうゆうこ――
ふと昨日のことが脳内にフラッシュバックされる。
――そ~いやこいつうちの制服着てたな・・・
(ガタン)
突如机に軽い衝撃が走り信夫の思考がシャットアウトされる。
何かと思い隣を見ると昨日の少女――もといアリスが小学校のように机をピッタリくっつけていた。
「先生!
私目が悪いのでこの席にして下さい」
アリスが挙手をして言う。
いや何言ってんの?
周りがざわざわとカ○ジばりのリアクションしてますが?
「いやお前目悪くないだろ・・・
事前身体測定でお前2.0だったぞ。
ってかそこ通路だし」
担任の冷静な突っ込み。
しかしアリスはめげない。
「いやたった今悪くなりました!!」
と何処からともなく眼鏡を取り出しそれを掛ける。
周りの雰囲気が凍りつく・・・
ってか本当に何がしたいんだ?
「じゃあ俺が席移動するからお前ここでいいだろ?」
雰囲気に耐え切れず信夫が逃走を計る。
がアリスが袖を強引に引っ張りそれを阻止。
そしてそのまま口元に信夫の耳を持って行き囁く。
「――あんたは今日から私の奴隷なんだからしっかり働きなさいよね――」
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