あんたは今日から私の奴隷なんだから

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正直な感想―― 超気持ち悪い・・・ ってか不気味。 「グオォォォォォ!!!!」 怪物――クレイドールがこちらに気づいたのか雄叫びを上げる。 「さぁ早速仕事よ! 行きなさい奴隷!!」 アリスがクレイドールを指差し声高らかに言う。 しかしいっこうに何も起きず、 アリスが不機嫌そうに信夫を睨む。 「えっ・・・ 俺!?」 信夫が自分を指差す。 それを見るとアリスは笑顔で答える 「勿論。 他に誰がいるの?」 すいません声が全然笑ってないのですが・・・ 無理だって・・・ 昨日殺されてんだぞ? 俺。 助けを請おうとアリスの方を向くとアリスはいなかった。 「あれ?」 「さっさと・・・ 行ってこんかぁぁぁい!!!!」 「ぬおわぁ!!」 いつの間にかアリスが後ろに回り込み信夫を蹴り飛ばす。 「何すんだよ!!」 信夫は四つん這いになってアリスに言う。 「うっさい!! あんたは奴隷なんだから私の言うことだけ聞いてればいいのよ!! さっさと戦いなさい!!」 アリスは“つまらない”とでもいいたげに頬を膨らませている。 「何で俺がこんなことしなきゃなんね~んだよ!!」 信夫は立ち上がり言い返す。 「あんたは私と契約したアンデットなんだから当然でしょ!!」
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