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「ありゃ告白だね」
「どうしよう……」
ぬくもりが消えた手を見つめるしかないあたし。
不安が大きくなってくる。
「だよねぇ、将と離れるとかチーだって耐え――」
「先輩絶対困っちゃう！」
「――は？」
ノンちゃんのどうにも言えない視線を受けながら、あたしは不安の内容を話す。
「ううん、怒っちゃう!!」
「なんでそうなんの!?」
将平は、ただでさえ喋る数が少ない。
先輩に話しかけられたとしても、きっと話さないから困らせるだけだ。
どうしよう、後で謝りに行かなきゃ。
「先輩何組？」
「え？３の５……」
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