小さな変化

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後で将平と一緒に謝りに行こう。 そう思ったのに、始業のチャイムが鳴る前に二人で教室に帰ってきた。 「将平!」 ドアの前にいる将平に駆け寄ると、先輩はあたしをじっと見た。 「ホントなんだね」 「……え?」 「無口どころじゃない!完全に話さないじゃない!!」 そう言った先輩は、やっぱりお怒りだ。 「い、一応無口ですよ?」 確かにあたし以外と話してるところはみたことはないけど。 先輩が怒るという予想は当たってたみたい。 「あの、後で謝りに行こうとしたんですけど……すみませんでした」
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