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キッチンに居たのはドラム缶では無く、黒地に白いフリルが所々に施されたメイド服の女性。
所望ゴスロリ的風貌の女性が、1人分の朝食をせっせとテーブルに運んでいく。
最後に御椀に盛られた光る米を置いて、向かい側に膝を着けた。
黒く胸元まである髪を揺らし、顔を僕の方へ向ける。
前髪のせいで、口元しか見えないが、端整な顔立ちということは十二分に伝わった。
川д川「此方へお出でください」
(;-_-)「あ、あぁ…ど、どどうも…」
彼女の単調な言葉とは相反的に、しどろもどろに言葉を吐き出し、足早に朝食が置かれたテーブルの方へ座った。
川д川「どうぞ、御召し上がりください」
(;-_-)「あ、あぁ…うん…」
促されるままに、一方の手で箸を握り、もう一方の手で御椀を掴む。
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