ゴシックNo.99のようです

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――――― 昨日、早々に床についた。 お陰で早朝に目覚め、用を足そうとベッドから降り立ち、トイレへ向かおうと足を進めていたのだが―― (;-_-)「…んん?」 ――キッチンに置かれた――もとい動き回るドラム缶のような物体が目に入り、足を止めて寝癖を解きながら、只今それを観察している。 そのドラム缶の両脇には、蛇腹の腕のような物体が2本。 その先に5本の指のような物があり、それでお玉を掴み小さな鍋の中身をかき混ぜている。 シュールだ。 至ってシュールな光景だ。 |::━◎┥「オハヨウゴザイマス〝小森 ヒッキー〟サマ」 顔――ドラム缶の上部――を此方へ向けて、電子音を鳴らす。 中央に付いた赤いライトが眩い。
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