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『水子』とは、この世に生を受ける前に死んでしまった胎児のことを言います。
流産や堕胎で生まれてくることの出来なかった赤子の魂…。
『水子』の水は羊水のことを指してるのではないかと僕は思っています。
当時はそれが『水子』とは分からなかったのですが、今なら理解できます。
あのコは生まれてくる前に消えてしまった命、だからあんなにも真っさらだったのかもしれません。
不思議なくらい嫌な感じが全くしなかったんです。
むしろ綺麗というか…色で表すなら真っ白なイメージ…。
人は経験のなかで自分の色を持ちます。
それは経験だったり思想であったり、生きてきた時間と共に自分の色に染まっていきます。
皆が決して同じ色を持つのではなく、似て異なる色…。
それが『魂』を彩っていくのだと思います。
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