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本当は、根暗なんだ。
俺は、皮を被ってるんだ。
そう考えると、俺はまた
体中の黒いモヤが込み上がってきて
(息が、出来ない。)
足が勝手に動いた。
屋上に向かってる、外の空気が欲しい。
黄はきっと知ってる。
もうずっとずっと、昔からの友達…や、親友だから。
「また、屋上ですか?」
背後から来たのはやはり黄だった。
噂をすればなんとやら、黄は俺を見るなり「あんた辛い事あると、直ぐ屋上来るんだもん。」と付け足した。
「で?なんか、あったんでしょ?どうしたのさ。」
「んや…あの…」
「当ててやろうか。」
──────兎月さん関連だろ。
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