貴方の理想に一歩でも。

5/10
前へ
/25ページ
次へ
ピッ 機械音と沈黙。 兎ちゃんは鼻歌混じりで少し後ろにたっている。 「…あのさ。」 口を開いたのは 俺だった。 まあ、そうだよね、呼んどいてなんも話すことないは失礼だよね。 「ん~?」 「俺…さ…」 「うん?」 「…やっぱなんでもない! 戻ろっか!ね!」 「なんじゃそれ」 最近、なんか変だよ。相模くん。 なんて、兎ちゃんが笑いながら呟いた。 俺を変にさせてるのは、兎ちゃんなんだよ。 .
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加