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ピッ
機械音と沈黙。
兎ちゃんは鼻歌混じりで少し後ろにたっている。
「…あのさ。」
口を開いたのは
俺だった。
まあ、そうだよね、呼んどいてなんも話すことないは失礼だよね。
「ん~?」
「俺…さ…」
「うん?」
「…やっぱなんでもない!
戻ろっか!ね!」
「なんじゃそれ」
最近、なんか変だよ。相模くん。
なんて、兎ちゃんが笑いながら呟いた。
俺を変にさせてるのは、兎ちゃんなんだよ。
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