貴方の理想に一歩でも。

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「落ち着いた?」 「ん…」 兎ちゃんは柔らかく微笑んで 俺の涙を袖で拭いてくれた。 結局泣きじゃくった俺を、マネージャーに連絡いれて、ちょっと休憩を長くしてもらった。 その間兎ちゃんは、ずっと抱き締めてくれていた。 「あの…兎ちゃん…」 「ん…?」 「好き。あっ…愛してる!」 (誰よりも) 「俺もだよ、愛してる。」 (君を愛してるの。) 今日より明日 明日より明後日 君にどんどん溺れていくんだ。 _
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