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「荒木君が自殺したのは二週間前のことです」
4月15日
「荒木君はその時より前からいじめれていました………」
『おい、荒木』
廊下で荒木が、えっ、とが振り向くと…
『おらっ、よ~く味わえ』
バシャっと、紙コップのジュースをかけられた。冷たいジュースが彼の上半身にべっとりと付いた。
『うわっ』
それ驚き、荒木はしりもちをついた。
『ギャハハーこけやがった。 ばっかじゃねーのー』
と言って、そいつら走って行った。
「これだけじゃないそうです…他にも」
『おい、荒木わりーけどジュース買ってきてくんね?お前の金で』
そいつら三人は悪びれた様子もなく言った。
『いっいやだよお金なんかないよ』
荒木が怯えた様子で言うと、彼らはいつも決まって、彼の胸倉を掴んで睨み付ける。
『あーうっせーよ。さっさと行ってこい』
そいつは荒木を殴るよいな格好をした
『ひっ わかったよ』
荒木はふらふらした足どりで歩きだした
2分後
『買っ 買ってきたよ』
『あーこれ俺が頼んだのとちがうじゃねぇか。俺が頼んだのはバナナオレだ。……でここにあるのはイチゴオレ、どういうことだ?』
『あの、これは、売ってなかったんだ…』
『ふざけてんじゃねー』
男子生徒が頬を殴ると鈍い音が響き渡り、荒木は倒れた。
『おい、おまえ達もやれよ』
一人の男子生徒が残りの男子生徒達にも言い、誘った。
『ぐっ!……がっ!』
荒木は腹を殴られ足で蹴られた、さらには顔の原型がわからなくなるほどまで殴られた。
そして、それから次の日、荒木は…
自殺した…
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