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縁をなだめてから灯は言葉を続けた。
「いい、よく聞いて。知らないと思うけど、魔法は基本的なことは同じなんだけど属性によって性質や使い方が全然違うの。もしあんたがあたしと同じ属性なら何かアドバイスできるかもしれないわ」
灯の説明を黙って聞くと縁は大きくうなずき灯を見つめた。
「な、何よ、なんか文句でもあるの?」
「チビとか小学生とか言って悪かったな。お前いい奴だ」
思ってもいなかった縁の言葉に灯の頬が赤くなる。
「わ、分かればいいのよ。さぁ保健室に着いたわよ」
いつの間にか保健室に着いていたD組は列になり順番に中に入っていく。
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