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「しかし、属性診断って一体どうやるんだ?」
列の中で自分の順番を待つ縁は誰に言うわけでもなく再び考えていた。
灯に教えてもらったといっても、今の彼は魔法についての知識が不十分すぎる。
「属性は遺伝するかもしれないのか。母さんも父さんもなんだったっけ……」
「はい、次の人どうぞ」
いつの間にか自分の番が来ていたようだ。前の生徒と入れ替わるように椅子に座る。
目の前の机にはノートパソコンに似たものが置いてあった。
一つ違うのは、本来キーボードがある部分が人の両手の形をしたパネルになっていること。
机を挟んで座っているのはどうやら保健医だろう。
男にしては少し長めの黒髪が肩まで伸びていて白衣を着ている。
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