黒髪乙女と魔法の属性

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 「それでは診断を始めます。クラスと名前を教えてください」 「1年D組の音村縁です」 言われるがまま縁は答えた。 続けて保健医は説明をする。 「はい、それではそのパネルに合うように両手をのせてください」 「ただのせるだけでいいんですか?」 「そうです。あとは結果が出るまでじっとしててください」 一通り聞き、縁は両手をパネルにのせた。パネルの手形は少しばかり縁の手よりも大きい。 のせてから1秒ほどで暗かった画面がパッと明るくなり、分析中という文字とともにパラメータが表示されて0パーセントから上がり始めた。
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