974人が本棚に入れています
本棚に追加
/327ページ
「戒、もう一回言うわね……ちょっと良いかしら?」
姉さんの体からオーラが……いや、先生ので慣れてるのでそんなに驚きはしない。でも怖いので取り敢えず話だけ聞こう。
「……取り敢えず話だけ聞く。」
「それで良いわ。それじゃ用件を言うけど……」
そう言って姉さんは言葉を切る。するとまさかの衝撃発言が姉さんから発せられる。
「今日の夜、花火大会に行くわよ。」
―――――――PM17:50
あの衝撃発言から数時間後、俺は待ち合わせである駅前の広場に来ていた。
いやーあの後、拒否したんだけどねー………姉さんの「うーん!私、今ちょっとフィギアを粉砕したいなー」という脅迫に首を縦に振ったのは仕方ない事だろうと思う。
「うーん……まだ来てないな。」
まぁ10分前だからまだ来てなくても問題ないけど……待ってて欲しかったなぁ。
最初のコメントを投稿しよう!