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「別にお前が気にする事じゃない。悪いのは愛だ。」
「はい、そうですね……でもすみません。」
どうしてあんな感じになってしまったんだろうか?昔はもうちょいマシだったと思うんだけどな……いや、ごめん。あんまり今と変わらねーわ。
「だから気にしなくても良い……それにしても愛と茜の奴、遅いな。集合時間はもう過ぎてるぞ。」
「え?マジですか?」
先生の言葉に俺も時計を見ると時刻は既に18時を超えて集合時間を5分ほど過ぎていた。
「うわーマジだ。姉さん、自分から集合時間決めたのに……」
「まったくこれだから……ちょっと愛に電話をしてみるか。」
先生はそう言って携帯(ガラケー)を出すと携帯を少し操作して耳に当てた……が数秒してから直ぐに耳から携帯を離す。
「?……先生?どうしました?」
先生の行動に俺は疑問に思いそう尋ねた。すると先生は無表情でこう俺に告げた。
「愛の携帯……電源が切れてて繋がらん。」
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