重心

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二度目のデートでモエと大神子の公園に遊びに来ていた。 大神子の公園は山の斜面にあり、少し上がったとこにあるベンチに向かい合って座った。 モエは学校でトラブルが起こり少し落ち込んでいた。 「黙ってどしたんですか?」 そう言ったモエの顔を横から夕日が優しく照らしている。 モエが落ち込んでいるときに不謹慎かもしれないが、夕日に照らされたモエの顔はキレイだ。 「こんなときに言うのはフェアぢゃないかもしれんけど、オレ、モエちゃんのこと好きです」 言わずにはいれなかった。
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