未恋-miren-〈現在〉

重心

何もやる気が起きないが、働かなくてはいけない。

とりあえず会社に行き、終わったら帰って、あまり食欲もわかなかったが、とりあえずあるものを軽く腹に入れ、寝る。

そしてまた働く。

ただ会社とアパートを往復するだけの日々。

オレは考えることをやめ、繰り返す日々に身を沈めた。

昨日と同じ今日をただ生きていた。