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だけど、トキは止まらず動きだす。
オレの言葉で。
伝えたかった言葉。
届けたかった想い。
二人を沈黙が包みこむ。
きっといつものオレなら沈黙が続くのが怖くて、
「てな感じよ」
と笑いながら言って、キミに逃げ道を与えていただろう。
だけど、今日は違う。
真剣な想いが伝わるように、キミを見つめ、キミの答えを待つ。
キミはオレの想いをまっすぐ受け止め、真剣な顔で答えをだそうとしてくれている。
ふとキミの表情が緩む。
キミは優しく微笑んだ。
嬉しそうに、でもどこか寂しそうに。
そしてキミは、静かに口を開いた…
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