重心

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まるで暗く冷たい水の中にいるような感覚。 だけど、オレはそんな場所から少しずつ浮上していった。 きっかけは簡単なことだった。 仕事がしんだいなら、仕事のことを忘れる時間を作ればいい。 それまでのオレは仕事の疲れや悩みでプライベートをまったく楽しめていなかった。 休みの日でさえ仕事のことを考えてしまう。 だから、思いきって割りきることにした。 仕事は仕事、プライベートはプライベートと。
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