言えなかったこと。

4/4
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
愛「ん…」 あ…れ?ここはぁ… ガバッ 愛「ここどこ!?」 母「あ、愛菜香。大丈夫なの?」 え…、あ、ここ自分家じゃん。 母「本当にもう…自分の家の天井も分かんないなんて。」 愛「だって、みんな同じような天井じゃん。」 母「とにかく、明日博人君にお礼しなさいね。ここまで運んできてくれたんだから。」 えぇ…誰のせいで倒れたと思ってんの! 母「どこか痛いところなぁい?」 愛「うーん…頭打ったかもしんない。なんか頭痛いし。」 母「寝なさい。おやすみ~」 なんだよ、その、早く寝ろ的な言い方わぁー… よいしょっ ベッドに寝っ転がった私は、考え事をしていた。 私は気にしない性格だから、めったに考え事はしないのに… 好きだっ! はぁ…どうしよう。小田原って、あの事知らなかったっけ? そんなことを考えていると… ピロリンッピロリンッ 愛「あ…小田原。良かったぁ、メールかぁ。」 大丈夫か?いきなり倒れたからびっくりしたぜ。 明日ヒマ?話がしたいんだけど… 愛「明日…」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!