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愛「十分前には着いたほうがいいよね。」
時計を見ると、一時五十分だった。
やばっ…まぁいいや。サルゼリア、道路挟んで斜め前だし。
がちゃ
ドアを閉め、サルゼリアへ向かった。
なぜか私は―ドキドキしていた…
サルゼリアに着き、中に入った。すると…
博「おーいっ、愛奈香ー!こっちだ、こっち~」
ものすごくデカイ声で私のことを呼んだ。
お客さんたちは、私と小田原のことを見た。
愛「……っ💢」
は…恥ずいんですけど…
私は、小田原のほうへ行き、デカイ声で言ってしまった…。さっきの小田原よりもデカイ声で…
どんっ
席に着いた。
愛「ちょっと、声、デカすぎ!聞こえてるっつーの!」
博「…💧」
私がグチグチ言ってると…
博「良かった。」
愛「はぁっ!?」
博「いつもの男嫌いの、愛奈香だ。」
//っ!
ダメダメ…!赤くなっちゃ…。
ダメッ…
キィーーーーーーーーーン
博「あ…あのさ、まだ返事はいいんだけど、お前、何か隠してるだろ。」
!
愛「………ないで…」
博「えっ?」
愛「は…なし…掛けない…で…」
博「愛奈香っ!?」
嫌だっ… 小田原に言ってるんじゃない!
『愛奈香、他の男なんかと話さないでよ…僕のこと、嫌いになったの…?』
やめてっ! 幻聴…嫌っ!
ガクッ
愛「はぁ…はぁ…」
博「おっ、おいっ…。大丈夫かっ!?」
愛「た…助けて…殺されるっ」
博「えっ!?どういうこっ…」
バタッ…
博「愛奈香っ、まな…な………」
それから、小田原の声は聞こえなくなった。
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