過去があるから…

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―次の日・愛奈香の部屋― どれくらい時間が経ったんだろう… まだ動けない…金縛りみたい… 私はベッドで寝てるみたいだ… そうだ、過去のこと、小田原に相談しよう… ―その頃・博人は― 博(愛奈香…大丈夫かな…。あっ!そうだっ。愛奈香と仲良かった中学生時代の女友達に電話して…) ピ、ピ、ピ、ピ… トュルルルル… 博(愛奈香が、殺されるって言った理由を聞いてみよう!) ?「…はいっ!」 博「あっ、小田原だけど、姫乃だよね?」 姫「あー!博人君っ!?どうしたの?」 博「実は…」 俺は、昨日のことをすべて話した。 姫「あー…あれは、中二の時だったかなぁ…」 二学期に、幼なじみの中野ってやつに告白されてねー、付き合うことになったのよ。 その頃は、愛奈香、普通に恋バナ好きだったし、男子とも普通に会話してたわ。 ある日の大雨の日― あの学校、古かったじゃない?そのせいで、雨漏りすごくなっちゃって… 水びたしになって、愛奈香が滑っちゃったのよ。そしたら、クラスの男子が抱えてくれて…怪我しなくて済んだんだけど… それが、始まりだったわ… 姫「その頃、博人君、怪我して入院してたわね。」 博「あぁ…。そういえば。でも、噂もされないって…」 姫「話してはいけないことになったのよ。噂もね。」 博(だから、俺は知らなかったんだ…)
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