俺の身体はダークエナジーに包まれている。

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たかがこの学園の生徒会長のくせに偉そうな奴。人間に少し崇められているだけで調子に乗っている愚かな奴だ。 「人間ごときが俺を貶すとは良い度胸だ。俺の力を見くびっているとお前の最期が近くなるぞ。」 俺が口角を上げて言ってみせると奴は嘲笑うかのように返した。 「お前の馬鹿な妄想はまだ続いているみたいだな。お前の親衛隊も苦労ものだ。」 親衛隊とは俺の使者、つまり俺を慕い崇める正しき人間だ。本来の人間はそうあるべきなのだが。 「最近の人間は俺の力を知らなすぎる。一億五千年前、俺が生まれた時は人間どもは俺に永遠の忠実を誓ったはずだというのに…。」 今の世界は崩壊しつつある…。 これはやはり俺の真の力を見せつけなければならないのだろうか。しかしあれは皆既日食の時に闇の儀式をやらねばならないのだ…。日は遠い。 すると隣にいた碧が俺の手首を掴んで引っ張り歩きだした。 「時雨、俺に夕食奢れ。」 「な、何故!?」 何でこいつの腕を振り切れない…。まさかこのダークマターが影響して能力が弱まっているのか?
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