俺の身体はダークエナジーに包まれている。

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メイド隊長は残念そうに何処かへ行ってしまった。俺の忠実なる僕が…。 碧は俺の向かいに座り、メニュー表を見る。因みにこの学園の料理は美味しい。人間にしてはよく出来たと思う。 「俺はかき揚げうどんにするが、時雨は?」 「俺は…。」 碧からメニュー表を受け取った直後だった。 「キャァァァァァァァァア!!!」 甲高い声が食堂を包み込む。生徒会だと思う。碧はさっきのように険しい表情になった。 「あー!碧と時雨ー!!!」 うむ、ダークマターである。ダークマターは俺達を見つけると凄い速さで走って来て、俺に抱きついた。周りからの叫び声。やはり皆こいつがスパイだと知っているようだな。 「何で先に行っちゃうんだよ!?」 俺の忠実なる僕達は必死に叫んで俺の身の危険を知らせている。だが心配ない。俺もこいつの正体は知っている! あまり接触させないようにしなければな。 「俺の身体はダークエナジーで包まれている。気安く近づくと塵と消えるぞ…。」 周りが呆然とするなか、俺は碧と共に寮へ戻った。 夕飯は碧に作ってもらおう。
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