俺の身体はダークエナジーに包まれている。

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「カットー!よーし、時雨君、今日で海外撮影終わりだよ!頑張ったねー!」 「ふっ、俺の能力を甘く見るな。」 俺の言葉に監督は苦笑した。 これでこの人間の遊びに付き合うのも終わりだ。全く人間とは滑稽な生き物だ。 俺がマネージャーのところへ行くとマネージャーは俺に清涼飲料を渡してきた。 人間なのに気の利く奴だ。 「時雨君、今日にでも学園に戻ろうか。」 「言われるまでもない。俺の能力を使いたいところだが、あえて人間に混じって飛行機に乗るのも良いな。」 …俺の能力を使えば日本に戻るなんて一瞬。しかし飛行機も悪くないだろう。気まぐれなだけだ。 するとマネージャーはため息をついて言った。 「はいはい。そういうことにしておいてあげるから早くホテルに戻るわよ。」 人間が俺に命令するとは…。ここは一回忠告しておいた方が良いか。 「お前、俺を大悪魔と知ってのことか。俺は魔界を治める者であり「早くしなさーい!」 くっ、愚かな。俺の力を甘く見ていると痛い目を見るぞ?
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