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俺は偶然その場に居合わせてしまったのだ。それは
「まだ生徒会の皆様に付き纏ってるわけ!?いい加減にしてよね!」
「あんたみたいなオタクが麗しい皆様と一緒にいるなんて信じられない!」
「身の程をわきまえてよ!」
親衛隊の制裁、というもの。ダークマターを囲んで、小さい奴らは怒っている。あいつらは確か生徒会の親衛隊、つまり、生徒会の僕だ。俺の言うことも聞くがな。
「まだそんなこと言ってんのかよ!友達と一緒にいて何が悪いんだ!?」
「皆様を友達扱いしないでよね!最近は羽橋様にも付き纏ってるらしいじゃない!」
「羽橋様の親衛隊が手を出さないからっていい気にならないでよね!」
そう、俺の親衛隊にはダークマターに接触させないようにしている。親衛隊から情報が漏れたらまずいからな。
ま、情報が知られたとしても俺に適うものはいないけどな。
「時雨は俺の友達なんだよ!」
「羽橋様まで!もう許せない!」
「あんたたち!出てきなさい!」
なるほど、ダークマターは俺の立場がまだ理解出来ていないようだな。無知とは可哀想に。
慈悲深い俺が直々にダークマターに教えてやろう。
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