俺の身体はダークエナジーに包まれている。

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「なぁなぁ!やっぱりお前、ドラマとかに出てる羽橋時雨だろ!?俺、好きなんだよ!!!」 ダークマター、ばれていないと思っているだろうが俺にはわかっている。恐らく奴らは俺がここに居座っていることを知ったな…。不覚…。 「おいお前、名は何という。」 こちらもダークマターの情報を掴もう。ダークマターは俺の意図も知らないで平然と答えた。 「水無月藍-ミナヅキ ラン-だ!よろしくな!!!」 警戒心が無いな。奴らもこんな奴をスパイにして何がしたい…。いや待てよ…警戒心が無いと見せかけてこれは偽名か…? …やるな、こいつ。 「時雨って呼んでいいか!?せっかく友達になれたんだし!」 なっ、こいつはかなりの強者だ!早速接触を目論んできた。それに名前呼び…。 「ふん…まぁいいだろう。」 人間界での名だ。気にすることはない。気にすることはないんだ。 「…おい藍。そいつはおかしいから関わるんじゃねぇ。」 するとダークマターの後ろから聞き覚えのある低い声がした。 「何だよ嵐獅!友達にそう言うこと言っちゃいけないんだぞ!?」 生徒会会長の須賀嵐獅-スガ アラシ-だ。
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