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校内に入ると、中は思ったより冷たくて、いかにも適温だった。
「お前は手続きがあるだろ?職員室はこの廊下をずーっと行って、左っ側の横の端だから。じゃな!」
「っおい!一回じゃわかんねーし言葉おかしいぞっおい!」
言葉を言い終わる頃にはもう の姿はなかった。
「あ゛ー!廊下をずっと行って左側の…え?右?はっ!?わかんねーよ………ちゃんと最後まで教えろよー…あのクソ先輩っっ」
「あ…あの…」
俺が叫んでいると、後ろで声がした。
「あ゛!?」
「ひっ…!」
後ろを振り向くと、茶髪のフワフワした髪を揺らしながら、恐怖に怯える美少女がいた。
「あ、ごめん。えと、何?」
「あ、あの…、職員室…を探して…?」
「あ、うん!そう!職員室探してたんだ!」
「えと…ついて…きて下さい…?」
「え、教えくれんの?ありがとう!」
俺が勢い余って手を握ると、彼女は顔を真っ赤にして固まってしまった。
「う…あ…/////」
「あ、ごめん…」
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