0.

7/7
前へ
/7ページ
次へ
校内に入ると、中は思ったより冷たくて、いかにも適温だった。 「お前は手続きがあるだろ?職員室はこの廊下をずーっと行って、左っ側の横の端だから。じゃな!」 「っおい!一回じゃわかんねーし言葉おかしいぞっおい!」 言葉を言い終わる頃にはもう の姿はなかった。 「あ゛ー!廊下をずっと行って左側の…え?右?はっ!?わかんねーよ………ちゃんと最後まで教えろよー…あのクソ先輩っっ」 「あ…あの…」 俺が叫んでいると、後ろで声がした。 「あ゛!?」 「ひっ…!」 後ろを振り向くと、茶髪のフワフワした髪を揺らしながら、恐怖に怯える美少女がいた。 「あ、ごめん。えと、何?」 「あ、あの…、職員室…を探して…?」 「あ、うん!そう!職員室探してたんだ!」 「えと…ついて…きて下さい…?」 「え、教えくれんの?ありがとう!」 俺が勢い余って手を握ると、彼女は顔を真っ赤にして固まってしまった。 「う…あ…/////」 「あ、ごめん…」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加