うめてあげる。

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「・・・さな・・・え・・・・・・・」 ―――ドキッとした。 自分の名前だったから、という理由だけじゃ説明できない程ときめいた。 ただ、その“さなえさん”は、彼に凄く愛されているんだな、ということだけを知った。 その時に彼は起きなかったし、 彼が私のことを知る由も無い。 でもそれからずっと見てた。 探していた。 そして高2になってさらに知ったコトは、 彼の名前と、 彼が好きな“さなえさん”が誰なのか、ということ。
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