26人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・さな・・・え・・・・・・・」
―――ドキッとした。
自分の名前だったから、という理由だけじゃ説明できない程ときめいた。
ただ、その“さなえさん”は、彼に凄く愛されているんだな、ということだけを知った。
その時に彼は起きなかったし、
彼が私のことを知る由も無い。
でもそれからずっと見てた。
探していた。
そして高2になってさらに知ったコトは、
彼の名前と、
彼が好きな“さなえさん”が誰なのか、ということ。
最初のコメントを投稿しよう!