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そして春休みの間、立ち振舞いをみっちり仕込まれた
おかげでいつの間にか一人称まで私にまでなってしまっていた
美紗も後悔しているようだ
美紗が女子校に入らなければ、僕が女装するなんてことにはならなかったからだ
美紗も卒業するまでそのことを知らなかったのだから、それは筋違いというやつだ
と、本人に言っても、やっぱり気にしてしまうのが美紗で妹だ
でも、代わりに習いきれなかった女性のいろはを教えてくれると言うので助かるけど
「次は生徒会長の言葉です」
壇上に上がった女性は凛々しく、そのせいか可愛いではなく美人という印象を感じた
「新入生の皆さん合格おめでとうございます
私は生徒会長の風吹 沙羅(ｶｻﾞﾌﾞｷ ｻﾗ)です
この千華女学園の生徒ということを常日頃から意識してほしい
規律、規則を守り、誇りをもってほしい
……そして、存分に学園生活を楽しんでもらいたいのです
この学園生活がより良いものになるよう生徒1人ひとりが力を尽くしてもらいたいのです
わからないことが多いでしょうが助け合い協力し合いながら乗り越えていってもらいたいと願っています」
会場が拍手に包まれると、風吹生徒会長は一礼してから壇上から降りていった
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