破滅と栄光

１

僕は「よいしょ！」と言いながらカットカードを差した。

僕「今日も30点で～」

ジュースを持ってきた店員は「ありがとうございます」と答え、30万あるか現金を数える。

台に付いている店員も「ありがとうございます」といいながらカードをシューターに入れ、チップを僕に渡した。

店員から33万円分のチップを受け取る。

初回のチップ交換は１割サービスチップが付くのである。

だから例え10万しか使わない気でいても30万チップにしたほうが確実にお得だ。

30まで使う気でいるのに初回で負けが込むのが嫌で、10点しか交換しない人間は小心者のバカである。

そんなんじゃギャンブルは勝てやしない。

ギャンブルとはそんな甘いものではない。