234人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は…生まれ付き心臓が悪く……。
入退院を繰り返していた…。
「お薬飲もうか」
大量の薬………。
『いらない!』
美味しくなく…苦いだけ………。
「良くならないよ?」
『だって飲んでも良くならないもん』
どうせ…もう死ぬんだ……。
「お前…薬早く飲めよ」
いつの間にか僕のベットの横にいた男の子………。
僕と同い年ぐらいの男の子だった…。
印象はサラサラな髪…大きな瞳……。
「看護婦さん困ってるだろ?」
『君に何が分かるんだよ!!』
この薬………苦くて不味いんだぞ?…吐く時もあるんだぞ?!
「飲みもしないで死に恐れて…死ぬのを待つのは楽しいか?…お前は生きているんだ…必死に生きろよ」
最初のコメントを投稿しよう!