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「いゃ…ごめん…ごめん…つい……」
笑いすぎで涙を浮かべて目を服で拭く。
『いいもん!公太なんて嫌いだ!』
トランプを片付けながらまだ笑っていた。
何が…面白かったんだろう……?
「秋って髪の毛長いよな」
髪の毛を触られて小さく言う公太。
『髪が長いのはね…切るの邪魔くさいから』
「切ればいいのに…ウザイだろ?」
髪の毛をイジりながら眉間にシワを寄せる…。
なんか…お父さんみたい…。
「前から思ってたんだけど…何で首まである服着てんの?」
何だろ…さっきから質問攻めだ……。
『心臓の傷が見えるから…前したばっかりだから見るの気持ち悪いから…』
一生残る傷………。
カバ!!
『?!』
公太は急に服を捲り上げた。
「別に気持ち悪くないじゃん!」
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