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え………………。
「お前は生きる為にこの傷が出来た…無意味に付けた傷じゃあない」
あ…。
「傷は一生残るが…生きる為には仕方なかった…この傷があるから今のお前が居るんだろ?」
僕と年はあまり違わない筈なのに…。
公太の言う言葉には不思議と納得してしまう……。
「だから…隠す必要はないと思うんだ」
ポタポタ………。
「はは…泣くなよ…そんなに辛かったのか?」
優しく涙を掬い…背中をさすってくれた。
「泣き虫だなお前……」
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