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奥様が泣きそうな表情で訴えて来ました。
静かに…冷静に…私が問い返します。
「経過は…良くないのか…」
「前の子たちと同じみたいよ…あの子を見るのが辛いの…るなは…あんたのことが大好きなんだから、顔を見たら頑張ってくれるかも…」
我慢出来ずに、泣きながら話す奥様…横で聞いている息子も、真剣な表情です。
「土曜日、みんなで行こうか…大丈夫だよ…るなは、簡単にはくたばらないよ、アイツはさ…我が家で最強の子なんだから」
明るく振る舞って家族を諭しましたが、私は今すぐにでも行ってあげたいと思っていた。
可愛い子供のピンチなのです…親なら当たり前の感情です。
一緒にいてあげたいのです。
しかしペットが相手ですので、世間様には理解してもらえないお話しです。
歯痒く、悔しくて…胃が痛くなって来ました…
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