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獣医さんの、泣きながら話すコメントを聞いた。
「わあーん…るながあ…」
泣き出した奥様。
父ちゃんは、黙って俯いて拳を握り締めた。
「るな…ゴメン…お前の病気に早く気付けなかった父ちゃんのせいだ…ゴメン…」
少しして、るなを迎えに行った。 獣医さんは目を真っ赤にしながら、小さな箱をそっと手渡してくれました。
「るなちゃんを、みんなで誉めて労って…ちゃんと供養してあげて下さいね…」
箱を開けると…沢山の小さな花に囲まれ、ティッシュで作った小さな枕までしてもらった るなが眠っていた。
「るな…頑張ったな…疲れたよな…お家に帰ろうな…」
父ちゃんは、るなのことを撫でていた。
奥様は、泣きながら獣医さんと話をしている。
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