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トラックから下りると、とても言葉で表せないほどの絶景を目の当たりにした。
そこに広がるのは雪の街並み…。
雪に飾られた街に夕焼けがデコレーションしている…。
かなり綺麗だ。
さすがともだねっ。
当たり前だよ。これをお前や子供達に見せたかったからな。
そういうと、父さんは荷物を下ろしに入った。
俺もやるよ。
俺はトラックに走った。
なんせ早くやりたいからな。
やる気満々だなぁ。言っとくが、俺は強いぞ。
だからこそだろ。
父さんは軽く笑い、せっせと荷物を運び出した。
一通り荷物を運び終わると、母さんに買い物を頼まれた。
もちろう姉ちゃんも一緒である。
湊、離れないように手繋ぐ?
はいっと手を差し延べる姉ちゃん…。
無理だよ、恥ずかしすぎる…!
大丈夫だよ、俺だってガキじゃないんだからっ!
って思った途端にこれかぁっ!
早速離れ離れになってしまった…。
姉ちゃんさくさく行っちゃうんだもん!
早く姉ちゃん探さねぇと…。
とりあえず感で右左…。
ヤっベ…変なとこでた…。
街並から抜けて住宅地に来てしまった…。
どうすんだよ、これから…。
ひとまず帰るか…。
ん?
俺はもと来た道に戻ろうと振り向いたとき、小道をみつけた。
俺の探検心がくすぐられた。
男子高校生なら絶対に探検したくなるオーラを醸し出していた。
行ってみようかな。
そこは、家からみた景色に似ていた。
かなりの絶景。
しばし景色に気を取られてると、
あなたは?
女の子の声がした。
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