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犬を追っていくと、どんどん知らない場所になっていく。
町並みも古っぽい感じになってきた。
屋根がかわらだったり古びた駄菓子屋があったり、
「ここどこだろ…」
もっと犬の後を追って進むと、森に入っていった。
「虫いやだな」
変な虫が飛んでる、這っている。
でも僕のほうには来ない。
どんどん深く深くなっていく…
「凄い…」
犬はどんどん進む。
僕も後を追い進む。
すると開けた場所があった。
紫や赤、黄色にピンク。いろんな花が咲いている真ん中に、古びた門がたっていた。
門だけが。
犬はいつのまにか消えていた。
「わんちゃん?」
僕は探してみた、でもいなかった。
門が気になりだして、ちょっとまわりを回って見てみた、
昔はとても綺麗だったのだろうか、塗装が剥げている。
「…」
くぐろう。
そう思った。
くぐってみた。
そうしたら。
知らない世界に出てました。
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