2:晴天の丘

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「えっと……戻れましぇえん…」 怖ず怖ずと犬に向かって言う。 よく見ると犬は長身だった。なんか犬というより…熊… 「…ったく…」 本当に面倒臭そうだな…。 「では、自分はここで」と言って立ち去ろうとした、 その瞬間、腕を掴まれた。 そして 「お前…行くとこあるのか?」 これまた面倒臭そうな顔で言った。 「ありましぇえん」 また怖ず怖ずと言ってしまった… 「食ったりしねぇよ…だからあまりかたくなるな」 ちょっと疑って「本当ですか?」ときいた 「あぁ、本当だ」 どうやら本当のようだ。安心した…
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