#1 九十九のマラの蟲の巻

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あ~べ~「南無大慈大悲救苦救難広大霊感! はぁーーっ! 悪霊退散ーーーーー」 ラルフ(なっなんだこの先生は~~~っ!?) あ~べ~「きけ~~~い!!」「音楽室の肖像画にとりつきし悪霊よ!」 あ~べ~先生はベートーベンの肖像画にたいして右手に経文書左手には数珠をもち声を荒げていた あ~べ~「夜になるとギョロギョロと目玉を動かし低学年の子供達をびびらせているよ~だな このあ~べ~先生が退治してくれる!」 「悪霊退散!出てけーっ!成仏しろーっ!!」 あ~べ~先生は右手の経文書で肖像画を叩くが肖像画に反応は無い あ~べ~「むむ~っ中々手ごわい悪霊だ~~っ・・・・かくなるうえは我が家に三億年前から伝わるこの霊水晶で~~」 生徒達「おおっ!」 あ~べ~「南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音菩薩」 ラルフ「あっ!黒い影!あ・・・悪霊が!?」 あ~べ~が経文を唱えると肖像画から黒い影が浮き出てきた チリチリ 生徒「なんか焦げ臭くねーか?」 チリチリ あ~べ~「燃えたー!!」 水晶で太陽の光が屈折し虫眼鏡を紙に当てた時のようにベートーベンの肖像画は燃えはじめた
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