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「ちょっ…これ…おまっ…うはー//////」
不適どころか気持ち悪い笑みの男。
実はこの男、あっちの趣味があるらしい。
しかも、幸か不幸かその青年は何とも守ってやりたくなるような、幼い顔立ちだった。
「えっ!本当にいいの!?俺、あの子盗んでいいの!?もう、ホント…いただきまーす!!」
そう言うと男は我を忘れ、はしごから飛び上がるとその青年に飛びついた。
「うわぁー!って、え!?何々!?」
青年は必死に抵抗した。何度も振り払おうとするのに、そのたびに男は青年を捕まえようとする。
そう、最初から勝負は見えていたのだった。
「いたのだった。じゃないよ!!
話が違うじゃないか!こんな変態が来るなんて聞いてないよ!」
「違う、俺は紳士だよ!」
「テメーは強盗だろーが!設定変えるな!」
今さらなんですか…こちとら序盤から物語狂みまくりなんですよ。大体ここは老婆が出る幕でしょ?
自業自得です。
「違っ…だってばあちゃん腰痛いって…」
「そんな優しい君が好きだー!!」
「いい加減放せ変態!!お前強盗しに来たんだろ!!」
「そうです!あなたを盗みに!」
「もう帰れー!!!」
こうして末長く幸せに暮らしましたとさ。チャンチャン♪
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