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学校帰り、友人二人と別れ自宅へと足を運ぶ。
喋るの面倒になったら駄目人間の法則?
そんな幻想ぶっ殺す。
いやね、最近本当に面倒に思うように成ったんだよ。
なんて考えていると子供がボールを追って車道に飛び出した。
向こうからはトラックが接近中。
一瞬、昔って言うほどじゃないが、昔の光景がフラッシュバックした。
公園、飛び出す子供、迫る車両、助けようと駆け出す義妹。
そして――覚えのない少女。
その時本当になにがなんだか分からなかった。
急に体が動いたと思ったら子供を歩道に突き飛ばしていた。
ここで体の自由が戻った
目の前にはトラックが
あ。これ詰んだわ
吹き飛ばされながら最後に見た空は曇っていた
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