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エピローグ
修羅・・
通常のステージで、鬼と手合せをしている翔子ちゃん。
「ハ!」
バーン
地面が吹き飛び、土煙が上がる。
煙から出てくる鬼。
バス バス !
手刀を喰らわす翔子ちゃん。
一瞬、消える鬼の姿。
翔子ちゃんの後ろにテレポートしている。今度は手刀で翔子ちゃんを殴ろうとしている鬼。
殺気を感じて伏せる翔子ちゃん。
鬼の手が空振りに終わる。
「く!」
鬼の後ろに回り込み、頭の上に飛び上がる。
手刀を構える翔子ちゃん。
もう一度、瞬間移動して、すぐ脇に立つ鬼。腕組みをして攻撃体制を解いた。
その様子を見て、翔子ちゃんも攻撃をするのを止めた。。
周りで圧倒されながら見物している修羅の亡者達。
「さすが・・酒呑童子から直に修行を受けただけの事はあるな・・・」
鬼が呟く。
「ありがとうございます。
伊吹丸様・・」
鬼から評価されたが、うつむく翔子ちゃん。
「すまぬ・・思い出させてしまったか・・その名は出さないつもりだったが・・」
「いえ・・良いんです・・」
パチパチパチ!
「いや~凄い試合だったね!」
翔子ちゃんのお父さんが、今の手合いに感心しながらやって来た。
「パパ・・」
「これだけ実力がつけば、残りの四天王は目じゃないね~・・」
「いや・・・」
鬼がつぶやく。
「今までの『力まかせ』の相手ではない・・
知略と統率力に長けた者どもじゃ・・
覚悟して掛からねばならんだろう・・」
「知略・・統率力・・」
パパが鬼教官の言葉に反応した。
「聖王丸様と鉦王丸様ですか・・」
翔子ちゃんが訊ねる。
「うむ・・・」
霞のかかった宙を見上げながら、思いをこらす鬼教官・・
「でも、パパ・・どこまで修行進んだの?」
パパの修行の進捗を訪ねた翔子ちゃん。
「あ・・翔子が強くなれば、こっちはいいかなって・・」
「パパ!」
呆れた表情の翔子ちゃん。
「何を甘えておるか!
きさまは、針の山からやり直しじゃ!」
「え~~~?」
悪霊との戦いは、まだまだ続くのだった・・
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