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結局ケーキはステーキに変更され、海鮮サラダとセットになって出てきた。持ってきたウェイターに礼をいうと酷く驚かれた。何故だ
陸
「ウェイターは持ってくるのが当たり前なんですから…」
獅音
「それもそうだが…」
奏
「…冷める…食べよ?」
食べながら思った。昼からステーキってどうなんだ?…まぁいいか
一通り食事が終わると食後の紅茶を飲み出した2人。絵になるな、と思っていると不意に後ろから抱きつかれた
獅音
「ーーふっ!」
?
「のわぁあ!?」
ドシンッ!
獅音
「誰だ…なんだ、一二三か」
投げた相手を立ち上がってみてみると、床にたおれているのは我らが生徒会会計。…なにしてるんだこいつは
秋雅
「…いてて…いきなり投げるなんてひどいよ~、ただの挨拶なのに~」
獅音
「すまない、つい。だがいきなり抱きついてくるお前もお前だ」
秋雅
「えー…これが俺のスキンシップなのにぃ~」
わざとらしく頭をさする一二三…お前頭打ってないだろ。いっこうに起きようとしない一二三を立たせようと手を差し伸べると、物凄く驚かれた
秋雅
「会長がデレた~」
獅音
「誰がデレるか。起きろ」
秋雅
「会長手ぇスベスベ~」
獅音
「撫で回すな、気持ち悪い」
一二三は私の隣に座ると、私の飲んでいた紅茶を飲み干して帰っていった。ほんとこいつなにしに来たんだ?
陸
「彼はああいう人です。気にしてはいけません」
奏
「時間…教室……いこ?」
獅音
「そうだな。戻ろう」
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