風紀委員長の憂鬱

3/9
28人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
そう考えた俺は書類を適当にまとめ、最後に下僕1を蹴り転がして席を立った いつもはルームサービスか食べないかだが、腹は減っているしいつもここというのは味気ない。気分転換に食堂を目指す 途中、下僕1が這いずりながらついてきたりそれを見た生徒が「委員長がゾンビを連れてる!!」と騒いでいたりしたので、とりあえず下僕1をそいつらに投げ込んだ。倒れてくのを見て久々にボーリングがしたくなった。今度やるか、下僕で 食堂の扉についた俺は軽く耳栓をして中に入る。すると案の定、黄色い歓声が湧いてくるが耳栓のおかげで耳が痛くなる事はない ? 「黙れ」 ザワ………シーン… よし、さて飯だ飯 耳栓を外しながら適当に席を探す。二階に生徒会と風紀委員専用の席が設けられているが、奴らと鉢合わせすると気分が下がるので食堂に来たら普通席で食べるよう心がけている。我ながらいい心がけだ 「委員長ー!ここあいてるっす!」 …何故お前がいるんだ下僕1。投げたのに すぐさま回れ右をして席を探す。後ろから「委員長ー!?」と声がするが気のせいだ、気のせい そして空いている席を見つけ、その席の隣の生徒達に空いているかを聞いて座った。しどろもどろでなにか言おうとしていたようだがどうでもいい ? 「誰かタッチパネルとってくれ」 ? 「丁度今から注文するところだから、ついでにしようか?」 ? 「あぁ、なら味噌ラーメンをー…ぶっ!?」 前からの声に俺は顔をあげて、相手の顔を見た瞬間思わず吹いてしまった。なんでこいつがいるんだ!? ? 「頼んだぞ……どうかしたか?」 こいつ…うざったい銀髪が特徴の俺様生徒会会長の桜堂院は左手にタッチパネル、右手にクレープを持って、俺の向かいに座っていた
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!