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「な、なんでお前がここにいるんだ!?」
生徒がどもってたのはこいつのせいか!!
獅音
「学校の食堂に生徒が来てはいけないのか?」
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「お前は滅多に食堂にこないはずだ!」
食堂内が緊迫した空気に包まれたがどうでもいい。今すぐ叫びたい…
不思議そうに首を傾げる桜堂院が気持ち悪い!!こいつがクレープ持ってるから余計気持ち悪い!!!普通に話してるコイツが気持ち悪いぃぃぃ!!!!
獅音
「?最近はよく来るぞ?…あ、来たぞ。味噌ラーメン」
バッと視線の先を見てみると、若干戸惑い顔のウェイターがプレートに飯をのっけてこちらに向かって来ていた
ウェイターは味噌ラーメンを俺の前に、ホールケーキをバ会長の前に置くと去っていった
……ホールケーキを…バ会長の前に?
獅音
「どうした?こっちを凝視して……ケーキ欲しいのか?」
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「いらん」
今目の前にパイがあったらこいつに全力投球したい
?
「お前…本当にあの俺様ナルシバ会長か?」
獅音
「誰が俺様ナルシバ会長だ!俺は生徒会長の桜堂院 黎遠だ。お前こそ誰だ?」
こいつは何を言ってるんだ?俺が誰だと?
?
「ふざけてるのか?」
イライラする。今すぐコイツが嬉しそうに食ってるケーキに、あの無駄に派手な顔を押しつけたい!!
実行しようとする右腕を必死に理性で抑えているとバ会長は予想外な事を言った
獅音
「む?もしかして知り合いか?…それはすまない。事故にあって記憶喪失になってしまってな…ほとんど覚えていないんだ。できれば名を教えて欲しい」
記憶喪失…?いや、それ以前に謝った!?傲慢でナルシでバカなコイツが!!?命令ではなく頼むだと!!!???
ありえない…記憶喪失だからか?まぁどうでもいい。ただ…
気 持 ち 悪 い!!!!
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