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落ち着け俺落ち着け、落ち着くんだ
そうだ、記憶喪失で性格が変わったんだ…あのうざい性格が変わったんだ。よかったじゃないか!
よかっー…
獅音
「…ん?俺の顔に何かついてるか?」
…無理だ!普通すぎて気持ち悪い!!!「何かついてるか?」だと!?思いっきり口元にクリームついてんだよこの野郎ぉぉお!!
獅音
「どうしたんだ?ラーメン伸びるぞ」
?
「……そうだな」
お前がどうしたんだ
とりあえず味噌ラーメンを食べ始める。美味いのでよく食べている馴染みのラーメンだが、今日は味がよく分からない。あぁ、くそっ!調子が狂う!!
原因をチラ見すると、奴は口元にクリームをつけたままモヒモヒ口一杯にケーキを頬張っている。しかし丁寧に食べている為はしたなくはなく、上品だ。…口元にクリームがついている以外は
なんで気づかない!?隣の奴言ってやれ!!
「ひっ!?…あ、あの会長様」
獅音
「なんだ?」
「はわわっ…」
《キョトンとした顔…可愛い!!》
獅音
「か、顔が赤いぞ!?どうした!?」
「ふおっ!?」
《顔がっ…顔が近いー!!》
ボンッ!!
「か、会長様!これ以上は死んじゃうのでやめてあげてください!!」
獅音
「え?なんで?」
「おい!大丈夫かー!?」
「…………会長様…hshs……」
「「駄目だこれ」」
…なんだこの茶番劇は
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