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秋雅
「あれ~?なにこの楽しそうな空間、俺もまぜてまぜて~!」
獅音
「…どこがだ?」
面倒なのが来た!
生徒会会計はバ会長に背後から抱きついてニコニコしている。おかげで気持ち悪さが2倍だ
秋雅
「ん~!?あれまぁ~そこにいるのは風季委員長の梅禅寺 帝(ばいぜんじ みかど)君じゃないか~!会いたかったよ~!!」
帝
「俺は貴様の顔も見たくなかったがな」
紹介どうも…ッチ
嫌いな奴に嫌いな奴がかさなって…あぁ帰りたい。が、ラーメン完食してない。残してでも帰りたいが家訓が邪魔でできない
獅音
「2人は仲悪いのか?後いい加減離せ、5秒経った」
秋雅
「え~…会長のいけず」
獅音
「そうか、また投げ飛ばされたいのか」
秋雅
「…遠慮しま~す…」
…どこかに竹刀でも落ちてないだろうか
ズルズルとラーメンを啜りながら目の前で繰り広げられる惨状にひたすら耐える。が、途中バ会長が生徒会会計を投げ飛ばしたので多少スッキリした。そのまま永眠しろ
帝
「……ご馳走様」
さて、食器を返しにいくか
獅音
「あ、俺が運ぼう。目の前で見苦しいものを見せてしまったからな」
申し訳なさそうにそう言う奴はまさに模範的な生徒だ。模範…的な…
帝
「………ぃ…」
獅音
「ん?」
帝
「…気持ち悪いぃぃぃぃぃぃぃい!!!!」
俺はあまりの気持ち悪さに、食器を返すのも周りに生徒がいた事も、未だに奴の口元にクリームがついている事も忘れ猛ダッシュで食堂から脱出した。入口で人を踏んだ気がするがどうでもいい
もう食堂では食わん!!!
獅音
「あいつ…体調大丈夫か?」
《委員長…ご愁傷様です》
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